てになび

テニス上達へのナビゲーションbrog

ムーブメントについて

関節モーメント

スポーツにおいてモーメントを考える場合、外部のモーメントと内部のモーメントの2つについて考えなければならない。

一つは、重力や床反力など外部の影響(外力)によって発生させられるモーメント(力のモーメント)。二つ目は、力のモーメントと反対の極性を持つ、骨格筋の張力によって生み出されるモーメント(関節モーメント)である。この関係性は、外力によって屈曲させられた膝関節に対して膝関節を伸展させようとする、スポーツにおける移動スキル等を説明することに役立つ。関節軸から力の作用点までの距離(L)は人体の構造上変化することはないため、関節モーメントは筋力(F)と比例関係となる。

トレーニングでは、意図的に力のモーメントを大きくさせ、反対の極性で生じるモーメントを引き出す(例:姿勢によって股関節屈曲モーメントを大きくさせ、必要な股関節伸展筋力を大きくさせることも)ある。